忘年会・新年会とお酒を飲む機会が多い時期ですが、一月も後半に入りひと段落したころでしょうか?お酒は会社や友人の集まりだけという方も多いですが、普段から嗜まれる方は注意が必要かもしれません。

国内初の飲酒ガイドライン

厚生労働省が国内としては初の飲酒ガイドライン案を公表しています。このガイドラインはアルコールに関連する問題への関心と理解を深め、不適切な飲酒を減らすために活用されることを目的としており、飲酒量と健康リスクについてや、年齢、性別、体質などによる違いについても示しています。たとえ少量であっても男性の食道がん、女性の脳卒中の発症リスクを高めることや、疾病毎の発症リスクが上がる飲酒量なども例示しています。

自分にあった飲酒量を決めることが大切

お酒に含まれるアルコール量を「純アルコール量(g)」といい、次の計算式で数値化することができます。

「グラム(g)=お酒の量(ml)×アルコール度数(%)÷100×0.8(アルコールの比重)」

生活習慣病のリスクを高める純アルコール量としては、1日当たりの純アルコール摂取量が男性 40g以上、女性 20g以上としています。純アルコール量20gという量は、ビールのロング缶(度数5%、500ml)や、日本酒の1合にあたります。男性でロング缶2本、女性で1本を超える量を毎日飲まれる方は飲み方を見直した方がいいかもしれません。また、女性の方が純アルコール量が少ない理由として、男性より体内の水分量が少なく分解できるアルコール量も男性に比べて少ないこと、女性ホルモンの一種の働きによってアルコールの影響を受けやすい点などを挙げています。当然、年齢や体質によって健康リスクとなる量は異なるうえ、先に示した基準値より少量であっても安全と言い切れるわけではありません。飲酒による健康リスクを理解したうえで自分にあった飲酒量を考えることが重要としています。また、短時間の大量摂取や、他人への強要、不安・不眠を解消するための飲酒などは避けるべき飲酒として例示しています。飲酒量と飲み方、両方を考えて安全に楽しみましょう。

参考:厚生労働省ホームページ

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